2010年06月06日

上海その2 黄浦区

黄浦区は上海のほぼ中央に位置する行政区で、2008年の統計によるとわずか12.85㎢(豊島区とほぼ同じ大きさ)の範囲に約60万人が住んでいるという。人口密度は48,631人/平方km。東京都の特別区全体の人口密度が14,261人/平方kmということを考えると想像を絶する数字だ。

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一つ目の写真は南京東路という歓楽街の昼の様子を撮ったもの。
遠くに高層ビルが見える。この辺りは古い市街が広がっており、所々に高層ビルがボンボンと立っている。日照権の問題とかないのだろうか。


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幹線道路を一本はいるとすぐに狭い路地が迷路のように張り巡らされている。見ての通り人々の生活が公共領域まで所構わずはみ出している。自重という言葉を知らないらしい。



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あろう事か標識まで物干竿に利用される始末。
どうやら脅威の人口密度は街全体を生活空間にすることで成り立つようだ。そう考えると中国においてひとつの街区は一つの‘家’、それぞれの家は‘部屋’にあたるものなのかもしれない。

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ちなみに袋小路の入り口にはたいてい門が設置されており、強いコミュニティ意識があることが伺える。高層マンションといい、古い街区といい、共同体を物理的な何かで囲むという意識を中国の人は持っているのかもしれない。個がある前に共があるというか。華僑など中国人ネットワークにもつながる価値観なんだろうか。あとは昼間と夜間でまちの様子が一変するのもなかなか楽しい。夕方暗くなるととたんに人気は消え、各街区の門はしまり、街は街としてその本来のインフラの様相をさらけ出す。

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ちなみに経済空間ももれなくはみ出してます。職住接近というか、もはや職住混交。









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こちらは上海地下鉄のターミナル人民広場駅の朝の様子です。
整列乗車なんて言葉はないらしく、降りる人のそばからひとが乗ってゆきます。
そして扉も容赦なくしまります。
死人はでないのかしら?


黄浦地区はまさに中国って言う感じの、人人人、家家家、洗濯物洗濯物、自転車バイク人力車タクシー・・・な、カオスな街でした。活気にあふれているという言葉がぴったり来る。それも金融街のようなギスギスしたものではなく、人の生活に根付く活気というか。飲食店や市場の生き物の香り(主にすえたにおい)が街のあちこちに漂うあたりどこか安心感があります。

でも外灘からはそんな人臭さは消え、すっかり浄化されていました。
3年前は腐豆腐の匂いがここにも漂っていたんですけどね〜
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posted by コ・ラボ西川口 at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | まち歩き
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